■木は火に弱くない
木材は、ある程度以上の厚さがあれば、表面が焦げるだけでなかなか燃えません。したがって、木造住宅に一定の防火対策を施せば、高い防火性能をもつようになります。
火災時における木材の炭化速度は、1分間に0.6〜0.8mm程度ですから、15分間火にさらされても9〜12mm程度しか炭化しません。したがって12cm角の柱の場合、10cm程度は炭化しないで残るので、柱や梁が倒壊することはありません。
鉄は、熱が加わると急速に強度が低下し、変形しやすくなるので、重い屋根を支える柱や梁などがぐにゃりと曲がってしまいます。木材は、相当程度火にさらされても、急激に強度が低下することはありません。

■火災に強い木造住宅の仕様
@柱、梁等の構造材や壁などの下地材を、石膏ボードなどの燃えない材料で覆う。
A柱、梁、壁下地材などに太い木材や厚い木材を使う。
B防火力のあるドアや襖を用いて、部屋ごとに、防火に配慮した区画をつくる。

■木造住宅の火災対策(外部)
私達の住んでいるところは、建築基準法によって、防火地域、準防火地域、22条地域及びそれ以外の地域と分けて指定されています。防火地域では、延べ面積100u以下、準防火地域では1,500u以下、その他の地域では3,000u以下の木造建築物を建てることができます。 防火地域で建築できる100u以下、2階建て以下の木造建物は準耐火構造という防火性の高い建物を建てることが必要ですが、準防火地域では500u以下であれば3階建ての木造戸建て又は長屋住宅が建てられ、準耐火構造とすれば1,500u以下の3階建て木造建物が建てられます。但し、木造3階建て共同住宅は防火地域、準防火地域に建築することができませんが、その他の地域で3,000u以下であれば建築できます。 これらの地域指定のうち、最も多く木造住宅が建てられるところは、準防火地域として指定されている地域です。準防火地域は住宅が密集しているため、類焼(もらい火)するおそれが大きい地域です。従って、これらの地域では、類焼のおそれのある部分(隣地境界線,道路中心線等から1階で3m以内、2階以上で5m以内)の木造建築物の外壁、軒裏は防火構造とすること及び屋根 は不燃材料とすること等が建築基準法で決められています。 防火構造は、モルタル塗り、不燃性材料の防火サイジング、金属板張り等の燃えにくい材料で外壁を造る必要があります。屋根は飛び火による類焼を防ぐために日本瓦、スレート瓦、金属板等の不燃材料と呼ばれる材料で葺くことが必要であります。また、類焼のおそれのある部分のドアや窓等の開口部も周辺の建物の火災によって類焼するおそれがあるので防火戸とすることが必要であります。

■木造住宅の火災対策(内部)  
外部の火災対策で述べたように、最近の建築基準法の改正により木造で3階建て戸建て住宅や3階建て共同住宅並びに特殊建築物(不特定多数の人が利用するような病院、百貨店、劇場、映画館などの建物)を建てることができるようになりましたが、これらの建物の場合は、火災をなるべく長く一つの区画内に閉じこめて、安全に避難し、消火活動を素早くできるようにスレート系や石膏ボード等の燃えにくい材料を内装材として張り、建物内の区画を造ることが防火対策として必要です。 長屋住宅や共同住宅の場合は、隣の住戸に火災が拡大しないように隔壁や天井・床部分は耐火性能の高い不燃材料等を張って区画する必要があります。建物の室内でも大きな断面の集成材を用いると耐火性能があると判断され、使用が認められています。木造3階建て戸建て住宅の場合は、小径12cm以上の柱やはりは露出して使用することも認められています。また、台所のように火を使うような場所では、火災が発生する危険性が高くなりますので、壁や天井に燃えにくい不燃材料を張ることが必要です。 火災拡大を防ぐ上で最も重要なのが開口部の性能です。室内のドアが開いていれば火災は簡単に拡大し、窓 が開いていたりガラスが熱で簡単に落ちたりすると外部から大量の空気が供給されて火災が大きくなることや、1階の窓から出た炎が2階の窓を破って進入することがあります。従って、簡単に燃え抜けないようなドアや窓が必要ですが、現在では木製ドアや木製サッシが防火戸として認められています。木製防火ドアでは、木製部分が燃え抜けないように十分な厚みが必要であり、両面に化粧合板を張って内部にロックウール等の断熱材を充填したもの、パーティクルボードの両面に化粧材を張ったもの、無垢の木材で構成されたものなどが防火戸として認められています。また、このようなドアはドア枠とドア本体との隙間に、熱膨張剤を有効に使用することが防火戸として重要となります。 木製サッシの場合は、ガラスが脱落すると耐火性能がなくなりますので、網入りガラスや耐熱ガラスを用いること、木材部分の断面を大きくしてガラスが脱落することを防ぐことを考慮したものが防火戸として認められています。    
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